酸っぱくて、ちょっと辛い梅干しが食べたい!
昭和30年代、大阪南の下町の小学生の頃、そうですね、映画の「ALWAYS 三丁目の夕日」の風景がリアルな下町でした。
そのとき、我が家の朝食はご飯でした。 (たぶんパンというのはライカラで日常的な朝食ではなかったのでしょうね)
ちゃぶ台(テーブルではありません)には、ほぼ毎回、梅干しが一つのった小皿がありました。
「お腹に良いから食べなさい」と母親が用意してくれていたのです。
お漬け物は糠で漬けてたのですが、 梅干しも自宅で漬けていたんじゃなかったかなぁ。
その記憶の中の梅干しはとっても酸っぱくて、塩味も辛いくらいにあったと思います。
でもとっても好きでした。
ご飯の後、梅干しの果肉がなくなるまでしゃぶり、
種を歯で砕いて、中にある実のようなものも食べていましたねぇ。
僕たちはそれを「観音様」とよんでいました。 これも酸っぱかったです。
いつの頃からでしょうか。お店で買う梅干しが甘くなってきたのです。
こともあろうか、蜂蜜漬けというものまで出てきて、 もうこれは梅干しじゃないと、あまり食べなくなっていました。
昔を懐かしもうと思っていたのではないのですが、
「昔のような酸っぱくって塩辛い梅干しが食べたい」と思っていたところ、
そんな私の想いを知っていたかのような梅干しがあったのです。
それが、この「天日塩梅(てんぴあんばい)」です。 この「塩梅」というのがイイですねぇ。
酸っぱくって辛くって、昔食べた梅干しでした。
早速、白ご飯でたべたり、お茶漬けに入れたり、 何といってもおにぎりの具には最高でした。
ちゃんと梅の味も、梅干しの味も、雑味なくするんです。
何と言えばいいのかなぁ、余計なものを加えるのではなく、素材そのままの味で勝負している感じ。
足し算ではなく引き算で作った梅干しです。
使っている梅は、和歌山の南高梅。 肉厚があって、柔らかく、美味しいです。
1キログラム4000円と価格はちょっと高めですが、 おかずの一品として食べるなら、この価格も気にはならないでしょう。
「最近の梅干しは・・・」とお嘆きのあなたにはもちろん、 「健康のために、梅、梅干しを」と思っておられるあなたにも、 ピュアで本来の梅干しの味を楽しめて、栄養もしっかりと摂れるこの梅干しをお勧めします。
「天日塩梅(てんぴあんばい)」
http://shop.wanokokoro.co.jp/item/1062/