
日本の茶筅の95%を作っている奈良高山の地で、室町時代から数えて460年の歴史を継ぐ「和北堂」。その二十代目谷村丹後さん(名は世襲)の素晴らしい茶筅です。
多くの流派の家元や長年お稽古されている方から絶大な信頼を得ている谷村丹後さんの茶筅。
なぜ丹後さんの茶筅が信頼されているかと言えば、それは、どのような場面で、どのような人に、どのような用途で使われているかを熟知しているからです
製品ではなく作品と呼びたくなるような茶筅ですが、それは谷村丹後さんの「作り手のこころ」が茶筅に込められているからです。
海外製の茶筅と大和高山の茶筅には、「素材の竹」、「製法」、「防腐剤や防かび剤を使わない」などの違いがあります。
■谷村丹後さんの茶筅は私たちも毎日使っています■
大量生産品との大きな違いは使ってみてわかる茶筅の弾力です。
とてもしなやかな手触りで、初心者でもすぐに手になじんできます。
■こんな感じに点てることができました■
細かな泡になりました。
手首を柔らかくして混ぜる。と言われても最初はどうしても力が入ります。でも手になじんだ谷村丹後さんの茶筅に動かされるように混ぜていると、泡も細かくなってきます。
仕上がりがコレです(^^)
もっと細やかな泡にしたいのですが、コレでも満足(笑)。点てるのが日々うまくなっていく気がしています。